自宅でやるならば近所への配慮が欠かせない

2017年06月18日
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現在のお葬式はすっかり葬儀業者の会場で行うのが主流ですが、近年はごく一部ではあるものの自宅葬へ回帰する動きがみられるとしています。しかしその自宅で通夜や告別式を行う場合は、昔と違ってたくさんの慎重な対応が要求されることとなります。

まず最初に慎重な対応が要求されることは自宅の近所に対する対応となります。というのは葬式を行うにはたくさんの人やモノが出入りすることとなります。しかも真っ黒な服装の人が大勢だし、寝台車や霊柩車までやってきます。

そうなるとそれだけで長時間目立つことになります。そのため騒音などで近所にご迷惑をかける場合があります。それらに関して少々土地や周辺道路が広いところだと多少の融通が利くかもしれませんが、都市部のしかも道路の狭い地域だったり、集合住宅などだと苦情が来る場合があります。

特にリムジン型霊柩車は8メートルほどの車体なので、目の前の道路に入れるのか、近くの場所に一時停車などできるかなども計算に入れておかねばなりません。そのあたりを慎重に見極める必要があります。次は祭壇などの設置をできるスペースが自宅内にあることも計算に入れておかないとなりません。

狭い家だとそれが物理的に実現不可能となります。また玄関から棺桶が出入りできるか否かも見極める必要があります。それらの祭壇などの設置は葬儀業者の人もやってくるかもしれないですが、基本は自分たち自身で行うことになります。参列者に対してお茶や食事の用意をどうするかの手配もしなければなりません。そして自宅で通夜をする場合は、線香に対する警戒も怠ってはなりません。葬儀業者の場合は既に電気線香にして火災防止の配慮をしていますが、自宅で行う場合も同様の対応を行う必要があります。



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